在宅ワークの面談へ。

在宅ワークの面談へWork

行ってきました、金曜日。

今までも在宅は夫のお世話になっている社長さんからの依頼でやったことがあります。
依頼がない時は他にも在宅ワークを検索したこともありましたが、なかなか時給が・・・。

ある事柄について調べて、何千文字という記事を一つ書いて数百円(500円未満)とか。

 

在宅という有り難い環境で収入が得られるとしても、やっぱり時給が低いとモチベーションが上がらないもので、なかなか応募にまでは至らず。

 

そんなある時、もう10年以上お世話になっている元上司と電話で、
「いつでも仕事復帰できるように上の子は認可外保育園に預けたままにしている」
「下の子も預けると保育料がかなり高くなるので上の子だけ保育園で下の子は自宅保育したい」
「そうすると在宅がベスト」
「でも在宅でこれといっていい案件がない」
等と話していたら、「こんな在宅あるよ」と教えてくださり、担当者に連絡までしてくださった神のような元上司。

 

早速、担当の方よりメールをいただき、エントリーシートや現状・勤務希望等のアンケートを入力・返信。

面談のお時間をいただけることになり、いってきました。

 

もう思い返せば、かれこれ1年以上、「企業人」との接触がありませんでした。
会う人といえば、保育園の先生、保育園のママ達、家族、時々友人。
そんな毎日。

 

満員電車に乗ることもなければ、取り次ぎの電話を取ることも、集中してPCに向かうことも、化粧することもなく。

あぁ、緊張感のない日常にいたんだなぁ、1年以上も。と。

 

基本、私は仕事が嫌いではなく、仕事をしている自分は結構好きで。

だからこそ、「企業人」の方とのビジネスメールのやり取り、自分の職歴を思い返し、落とし込んでいく履歴書・職歴書データの更新にどこか心踊り、背筋が伸びている自分がいました。

「なんか、気持ちいい。」と。

 

面談に行った会社は、まさに私のような「子育てや家の事情があって、働く時間や条件に制限がある人」を対象にしている在宅ワークを展開していて。

 

毎日、毎時間、PCにベタ付きというわけでもない。
これってすごく私の中ではポイントで。

 

生後5ヶ月の娘、いつ泣き出すか分かりません。
すぐ泣き止んでくれる保障もありません。
背中スイッチ作動して布団や床に置けない日もあるかもしれません。

 

そうしたら作業は進みません。

 

でもPCベタ付き必至の在宅ワークだったら、心の負担も焦りも大きくなるのですが、そうではなく本当に自分のペースで、少し余裕を持ったスケジュールで進められるようになっていました。

 

クライアントさんもその点について理解のある方しか登録していないとのこと。

元上司に続いて、ここにもいらっしゃいました、神。

 

そして、チームでクライアントさんのサポートをするので、自分の得意なことで貢献すれば良い点。
これもポイントで。

 

私は結構自己肯定感は高い方だと思うのですが、こと仕事に関しては「本当に大丈夫かな、ガッカリされないかな」というビビりが顔を出します。

 

なので、「1人で請け負う」というのは結構プレッシャーです。

例えば「ワードとエクセルはある程度できるけど、パワポはできない」。
でもクライアントがして欲しい作業の中にはパワポもあるかもしれない。

 

そんな時、どうする?
参考書片手にパワポする?
納期間に合う?
納得してもらえるクオリティの成果物が出せる?
うん、私は引き受けるに値しない。

 

などと「高レベルでオールマイティでなければ。」そんな風に思って躊躇してしまいます。

 

でもこの会社のサービスでは「得意なことで貢献」なのです。

 

だから上記でいえば、私はワードとエクセルを使って仕事をする。
でもパワポを使う依頼が来た場合は、そこの部分はパワポを得意とするBさんが担当する。
結果、私とBさんのチームでワード、エクセル、パワポを網羅した成果物の提出をする。

 

そんな感じだったのです。

 

人には得手不得手がある。
だから補い合うチームで結果を出す。

しかも在宅で。
なのに時給が1,000円スタート。

 

なんて有り難すぎる仕組み。
なかなか無いです。

 

そんなところへ面談に行ってきました。

 

 

イメージ、派遣登録のような感じだったので、派遣会社に勤めていたことのある私としては登録面談は私服でもいいのかなと思ったんですが。

少しでも迷うならスーツでいこうと。
仕事につながるかもしれない場だから、やっぱりスーツでいこうと。

 

でもですよ。
私、産後5ヶ月。
妊娠中は13㎏くらい増量したんです( ;∀;)

 

そんな現実を思い出して、
「あ、着れなかったら私服にしよう!」と早くもスーツの決意が揺らいだのでした。

 

でも入らなければ致し方ない。
恐る恐る試着。

 

 

は、

 

は、

 

入るや~~~~~ん( *´艸`)

 

 

しかも人材業界で営業してた頃のパンツスーツ。
ざっと10年前のもの。

20代前半のサイズでいけた~!

 

 

あ、もちろん入ってもパツパツ感はぬぐえません。
頭の中ではBoAの「♪タイト~なジ~ンズにねーじーこむ~」が流れますわな。

ねじ込みましたよ。

 

当日は面談とスキルチェック1時間の合計2時間と案内されてたので、じーじばーばに来てもらい下の子を見てもらいました。

 

そしてパンツスーツを着、久々に化粧をし、パンプスを履き、仕事をしていた時のカバンを持ち、平日の都内へ。

やっぱり緊張はしたので、普段はつけてないですが、スマホにロケットをつけて。

 

私が前職を退職しようかどうしようか日々迷ってた時。
夫が私に内緒で作ってくれたロケット。

中には夫が書いた「かあちゃん、自分に正直に」の画用紙を持った息子の写真。
ロケットの外には「Mum,Don’t think. Feel!」の刻印。

 

迷っていた私への精一杯の夫からのメッセージ。
いいところがあったことを思い出しました。スマソ。

 

そんなロケットをつけたスマホを握りしめて向かった都内、周りは大半がビジネスマン達。
(私もビジネスウーマンに見えてるかな)なんてちょっと意識しながら、カツカツというヒールの音が心地よく、自然と姿勢も伸び、歩く速度も速くなります。

 

懐かしいなぁ。
やっぱり気持ちいいなぁ。
好きだなぁ。

 

たったそれだけで、社会と再び繋がったような気分になりました。
高揚しました。

 

日々、スッピンで、着古したヘビロテの服を着て、ぺったんこのスニーカーで、抱っこひもでゆったり歩いていた自分。

 

別になんの違和感もなかったはずなのに、この日、私は「日常の私」に少しの嫌悪感を感じたような気がします。

 

「こんな自分じゃなかったはずなのに」

「戻りたい。」

そんな風に思いました。

 

 

面談では過去の経験を見て、こんな仕事はどうかというお話を2ついただきました。

事務といえど、直近の会社ではほんっとうにいろんな仕事をさせてもらっていたので、今となっては良かったなぁと改めてムチャぶり会社に感謝しました。

 

スキルチェックも緊張はしましたが、PCカタカタしている自分も懐かしく、集中していたらあっという間に1時間でした。

 

無事採用となるのか、タイミング良く案件に巡り合えるのかはまだ分かりませんが、私の中にしばらく眠っていた感覚を呼び覚ましてくれたこの日。
また少し違った想いで動き出せそうです。
(追記:後日、無事採用のご連絡いただけました)

 

面談の帰り道、たまらず夫にウキウキLINEをしたら、こんな返信が。

 

「そらウキウキするよな。
ホントは仕事して稼いで活動的になりたいよな。
いつも家を守ってくれて本当にありがとう。

 

「日常の私」に少しの嫌悪感を感じた、と書きましたが、夫のこの返信で「嫌悪感を感じた日常の私」も肯定してもらったようで素直にうれしかったです。

 

でも甘んじてはならない。
この日、せっかく思い出したこの感じ。

 

まずは少しずつ女度を回復していけるようにしよう。

 

女度を「上げる」なんてレベルではない。

まずは「回復」。笑

 

 

 

 

ムチャぶり会社
関連記事
退職。

コメント

タイトルとURLをコピーしました