パイピーさよならセレモニー。

paipy-byeこども

娘、1歳9ヶ月。

いつの間にかパイピー(母乳)をご卒業されました。

ちょっとのんびり屋な娘

首座りや寝返り、一人座りあたりまでは平均的に進んでいった娘でしたが、はいはい(平均7.5~9.5ヶ月→娘10ヶ月)あたりからスローペースに。

上の子の時は神経質になってたので、それはもう平均的な期間に平均的な成長がないとアタフタしたと思うのですが、2人目だと気持ちもドーンと構えられるのか、「もはやゆっくりでよい。今しかないその姿をのんびり見せておくれ。」と思ったわけです。

1人目はゆっくりのんびり成長を眺めていられる程の余裕が自分にはなかったので余計に。

でも市の健診とか行くと、なんでしょうね、あのちょっとでも平均値からズレたら「ん・・・?」って雰囲気になる感じ。

あ、そのための健診なのか。

でも、はいはいが平均月齢期間よりほんの半月ほどハミ出して始まっただけなのに、健診ではちょっとネガティブに捉えられる感じがあります。

その健診の時も「理学療法士さんの部屋で見てもらってから帰ってください。」と言われて見てもらうことに。

でも理学療法士さんからは

「全然問題ないですね!きっとその気になったら歩くタイプです(*^^)」

とのことでした( *´艸`)

「そうだよね、まだその気にならないんだよね、そうだよね、まだ抱っこされていたいよね、ベロベロバァ~( *´艸`)」

と、下の子にデレデレな私。笑

その後も全くその気にはならなかったようで、平均1歳~1歳3ヶ月くらいで歩き出すらしいところを娘は1歳6ヶ月まで全く歩く気配なし。

でもいいんです。

だって人生、歩いてる姿を見る方が圧倒的に長いんですから。

ハイハイの期間なんて、人生うん十年のうちのほんの数ヶ月。

おしりフリフリしながらハイハイする姿をほんの少し長く眺められてラッキーだったのです。

1歳児健診ではおっぱいもそろそろ・・・的なこと言われました。

保育園に預けなきゃいけないとかなら1歳あたりではおっぱい卒業してるかもしれませんが、私は在宅なので、仕事していてもいつでもあげ放題なわけです。

なので、あんまり早い段階でパイピー(我が家での呼称)卒業させるイメージもなく。

「どうせそのうち飲まなくなる。」と楽観的でした。

1歳8ヶ月健診でもおっぱいそろそろ・・・と言われました。

パイピーものんびり吸ってればいいやん。と。

娘よ、のんびり屋さんでえーよー。と。

そもそもパイピーさよならセレモニーの仕方が分からない

上の子は完全ミルク育児で、パイピー卒業なんて考えたこともなかったので、そもそもパイピーさよならセレモニーの仕方すら分かりませんでした。

世のお母さんはどうやってるんだろう?

断乳する時は子どもの大泣きや、お母さん自身のパイピーの張りで結構つらいという情報は耳に入っていたので、私もついにその戦を経験するのだろうか?

正直「え~・・・まだそんな戦やりたくない」と先延ばしにしていた節はあります、はい。

娘、飲みたい、母、戦したくない。

Win Winです。

でもやっぱり母乳を飲んでると、夜中にまだ2回程目を覚ます娘。

そのたびに乳を献上する母。

私、戦はしたくないけど、眠りはしたい。そろそろまとまった睡眠欲しい。

そう思うようになりました。

そこで、戦をするにあたり作戦をば。

パイピーさよなら作戦

よく聞くのは、パパがいてくれる時に断乳して、泣いたらママではなくパパが抱っこして寝かしつけるとか。

パパ試練ですね。

結構なギャン泣きだとか。

あとはおっぱいにアンパンマンとか絵を描いて、「おぬし、なに奴!?」と別物にするとかなんとか。

荒手な方法では、おっぱいに唐辛子を塗っておくとか。

一発で終わるらしい。。

(これ、私の祖母が実行した作戦・・・(;゚Д゚))

でも私はなんとなく、穏便に済ませたく。

まず、①日中の授乳回数を少しずつ減らしていきました。

夜は授乳すればすぐ寝てくれるし、夜中泣いて起きても献上すればすぐ泣き止み、また眠ってくれるので、母は根性なしで夜パイピーはカットできず。

そのうち、②お昼寝と就寝前、夜中起きてしまった時に絞りました。

授乳回数を絞った反動で、娘が逆にパイピーを待ちわびる感じがどんどん強固になっていって少し心配にはなりましたが。

あまり差し出さなくなったことで「パイピー価値」が高騰したわけです。

パイピー高騰の中、③就寝前と夜中起きてしまった時だけに絞りました。

ここまで価値が高騰すると、娘、もはや男子です。

思春期真っ只中の男子です。

お風呂から上がり、そろそろねんね、イコール パイピーターーーイム!!

娘は「おふとん、ごろん!」と必死に誘導して発狂。

パイピーーーーーーーー!!!

でもこの頃から、パイピーを口に入れたら結構な早さで寝入るようになりました。

なんでだろ。

そして次に取った作戦は。

④言い聞かせ です。

娘1歳8ヶ月、なんとなく言葉の理解が進んでいる時期でした。

なので「もうそろそろパイピーバイバイしようか!」のセリフを毎日浴びせ、そのうち期限もつけるようにしました。

「パイピーは2歳になるまでね。2歳になったらバイバイ!」

分かってるんだか分かってないんだか。

でもそれを言うとすごくシュンとするので、なんとなく分かっていたのではないかと。

でも2歳まではまだ4ヶ月もある。

4ヶ月かぁ~~~・・・

ってことで、言い聞かせと共に⑤お昼寝させない作戦も同時進行させました。

と言っても、お兄ちゃんを幼稚園までお迎えに行く週3日は13:30過ぎ~14:30頃までは外に行くし、帰宅したらしたでおやつタイムがあって、お兄ちゃんとの遊びたい欲求(「にぃに、あーぼ!(あそぼ)」と誘ってる)もあるので、お昼寝させない作戦は容易でした。

※この作戦より前は、兄妹揃って「お昼寝しなさ~い」と私がお昼寝をさせていたので、それをやめたってだけですね。

このお昼寝させない作戦をするとですね、夜には結構眠気マックスなようなんです、娘もさすがに。

なので、お風呂上りにちょっと離れておいたり、上の子に娘のトントン(寝かしつけ)をお願いしておいたりすると、結構スーーーッと自力で寝てくれるようになったのです。

それと不思議ですね、パイピーなしで寝てくれた夜は娘、ほとんど夜中に起きません。

よく聞きますが、本当なんですね。

そして翌朝、忘れちゃいかんのが、

「なっち!昨日、パイピーなしでも寝られたねぇ!すごーい!すごいじゃーん!!お姉さんだねー!」

の、過剰なまでの賞賛。

これで結構得意気な、満足気な、ドヤ顔してくるんです。

あ、これもちゃんと理解してるんだなと。

そして仕上げ。

ここは私もプチ戦覚悟の夜です。

⑥正々堂々、横にパイピーがあっても自力で寝てもらう作戦。

やっぱり添い寝をして横にパイピーがあると、貰える!って思うんですね。

でもそこはプチ戦。

私もパイピーを明け渡しません。

ここで明け渡したら、「泣けばくれるんじゃん」と思われると思い。

ものすごいギャン泣きで「パイピーーー!!ママーーーー!!」と懇願する娘。

でも私は真顔で「パイピー ナイナイよ。ナーイナイ!」と言いながらお腹や胸をトントン。

娘からは怒りの鉄拳も飛んできました。

5分くらいでしょうか。

ギャン泣きが続いた頃、ふとそばにあった⑦番外編の救世主、バイキンマンの人形を手に取り、バイキンマンの鼻を娘のくちびるにトントンと優しく触れさせました。

すると娘、急に静かになり、ちょっとくちびるをチュパチュパッとして、スーーーッと寝たんですΣ(・□・;)

娘にとってパイピーは入眠時の安心感みたいなものだったんですね。

くちびるにバイキンマンの鼻が優しくトントン触れることで少し安心したみたいでした。

でかした、バイキンマン。

ということで、翌日も同じパターンのプチ戦で5分程のギャン泣きをされた後、バイキンマンの鼻に助けてもらい、入眠。

すると翌日、なんと娘が

「ちっち、パイピー バイバイした!」

と、まさかのパイピーさよなら宣言!

なんだよ・・・この気持ち。

なんか寂しいジャマイカ!

でもまだ1歳児の言うことだ。

夜には覚悟が揺らいでるかもしれない。

ってことで、添い寝してみました。

するとちょっとパイピー欲しそうな仕草はするものの、私が「パイピー バイバイしたんだよね?」と聞くと、「ちっち、パイピー バイバイした!」と言って、何度かゴロゴロしたのち、自力で寝ました。

パイピーさよなら宣言は本物だった。

それ以来、欲しがることはなくなりました。

でも私としたことが。

あまりに段階踏んで、穏便にフェードアウトしていったもので、いつがパイピーさよならセレモニーの本番当日だったのか、その卒乳記念日が分からないのです。

疲れて寝た日を記念日にするならば、日付は覚えてないし。

さよなら宣言の日にするとしても、日付は覚えてないし。

って、ただ単に私が日付を覚えていないだけでした。

というわけで、パイピーさよならセレモニーは2018年5月下旬ていう何ともアバウトな感じで幕をおろしたのでした。

娘、1歳9ヶ月でした。

お母さんが辛いというパイピーの張りは?

それですよね。

でも徐々に回数を減らしていったのが功を奏したのか、少しの張りは数回感じたものの痛むこともなくお役目を終了したのでした。

THE 穏便 でパイピー生活にピリオドです。

でも何が悲しいって・・・

顕著に太ったこと(゚д゚lll)

食べても太らなかったパイピーの偉大さと、そこに甘んじていた自分の怠惰を痛感したのでした。

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